子どもの読書活動応援ボランティア

絵本の読み聞かせの方法や選書について話す高橋館長

 別府市教育委員会は、令和4年度第2回別府市子どもの読書活動応援ボランティア研修会を10日午前10時、市役所で行った。25人が参加。
 市内で活動する子どもの読書活動推進に関係する団体やグループ、活動に興味がある人などにスキルアップのための研修会をすると同時に、参加者同士の交流、学び合う機会を持ってもらうのが目的。
 講師は、松本記念児童図書館「おじいさんのもり」の高橋伸子館長で、テーマは「絵本で子育て・読み聞かせ絵本の選び方」。
 高橋館長は「昔は、活字を読むことは、娯楽の1つだったと思う。今は、他に楽しいことが沢山あるので、文字を読むことが難しい時代になってきた。文字を読めるだけではなく、理解するためには、新しい脳の回路を作っていかなければいけません。文字を読むということが、文明を発展させてきた。そのこと事態も難しい時代になっている」
 「文字を読むということは、人により豊かなものをもたらすと思う。人が人生を充実して生きるということは、子どもの頃から沢山楽しいことをすることが大切だとおもう。好きなことを持っているということがその人を豊かにすると実感としている。絵本は日常的に近い言葉で書かれてありながら、現実でないことを表している。内容だけではなく、絵本を読んでもらうことを通して、愛されているという感覚を持つことが何よりも大切。親子で楽しむこと。楽しむことが一番の教育」などと話した。
 オススメの本や本の選び方などについても話をした。