3年ぶり「別府市民・学生大同窓会」

別府駅東口広場で公演して盛り上げた人形劇団「ぱれっと」
APUの卒業生の太田さんが落語を披露

 令和4年度「別府市民・学生大同窓会」(実行委員会主催)のイベントが、市内一円で繰り広げられている。
 別府市内には3つの大学があり、多くの学生が学んでいるが、卒業と同時に別府を離れてしまうケースが多い。一度離れても「第2のふるさと」である別府市に戻ってきて、在校生や地域の人と交流をすることで、大学の枠を越えて、地域社会の発展に寄与するのが目的。
 JR別府駅東口広場では、3日から6日まで、ダンスやカラオケ大会、津軽三味線演奏、フラダンス、ジャズオーケストラコンサートなどが行われ、通りかかった人も足を止めて見入っていた。6日正午からは別府溝部学園短期大学幼児教育学科の学生でつくる人形劇団「ぱれっと」が登場。手作りの人形を使って「のぼるよコアラ」「にんじゃジャンケン」など、歌って踊った。子どもたちも一緒に踊ったりして、盛り上がった。
 不老泉では日替わりで卒業生や在校生がおにぎりやヤンニョムチキン、中華などのお弁当の他、クロッフル、エッグタルト、メロンパンなどを出店している。販売時間は団体によって多少違うが、夕方は概ね午後4時から。26日までイベントが行われている。
 2階集会室では、落語やトークショー、折り紙、昆虫食講座などが行われた。6日午後5時から、APU卒業生の太田雅浩さんと市内で活躍する盲目の噺家ザトーさんが「温泉寄席」を実施。太田さんは鶴見岳と由布山の恋物語、ザトーさんは落ち着きがないことを直してもらおうと八幡朝見神社にお参りにいく男の噺を披露し、会場は笑いに包まれた。