別府市社会福祉協議会とイオン九州は、連携してフードドライブ活動をスタート。10日午後2時45分、市役所でキックオフイベントを行った。
イオン九州では、2019年4月から32店舗でフードドライブを始め、現在は7県182店舗で実施。大分県内には19店舗ある。これまで、基幹店舗に集めていたが、タイムラグが生じるうえ、より地元に貢献できるようにと、市社協と協力をすることになった。市社協としては、企業と連携してフードドライブを行うのは初めて。
別府市内には、マックスバリュ別府店と別府上原店の2店舗がある。集められた食品は、子ども食堂や地域食堂など(25カ所)、ひとり親家庭対象の「温もりセット」(115世帯)の中で配布したり、一時的に生活が困窮している人へのフードパントリー、母子福祉施設(2施設)、児童養護施設(3施設)といった市社協が行う食料支援事業に活用される。
吉田圭司イオン九州執行役員社長室長が「市社協に私て支援が必要な人に届けることが、より地域貢献につながると思っています。この取り組みが、フードロス削減と地域貢献につながればと思います」とあいさつ。
長野恭紘別府市長は「多くの人に感謝される取り組みで、地域の安心にもつながると思う」とお礼を述べた。
初回は20日まで、市内2店舗で実施中。今後は、毎月第2月曜日から日曜日までの7日間行う予定。