松永新体操クラブ所属の西由美子さん(14)=明豊中学校2年=が2022新体操ジュニア強化対象メンバー認定および強化合宿参加の報告を25日午後2時、長野恭紘別府市長に行った。岩武茂代明豊中学・高校校長、内田剛いきいき健幸部参事も同席した。
岩武校長が「野球部をはじめとしていろいろな形で支援をしていただきありがとうございます。西さんは次の五輪に向けて全国の強化選手11人に選ばれました。本校にとってもとても名誉なこと」と述べた。
松永悦子同クラブ代表が「まずは千人が第1次トライアウトで192人になりました。その後、2022新体操トライアウト最終選考の結果、10月末に発表があり、ジュニア強化対象メンバー11人に選ばれました。26日から3日間、東京で行われるジュニアTA(ターゲットアスリート)強化合宿でテストがあります。そこで来年の世界ジュニア大会に誰を出すかが選ばれます」と話した。
長野市長が「松永先生の厳しくも優しい愛情のもとで頑張りましたね。新体操は過酷。とても立派なこと。これからも続けていってください」と話した。
西さんが「明日から3日間行われる選抜で、自分が代表に残れるように頑張っていきたいと思います」と決意を述べた。
保護者の西貴之、佳子夫婦は「世界ジュニア選手権の候補として、もし逃しても日本の強化指定選手になり、その合宿には参加します。目標に向かって頑張ってほしい。そこでしか見れない景色をしっかりと見て、プレッシャーに打ち勝って貴重な経験をしてほしい」と話した。
表敬訪問終了後のインタビューで西さんは「日本体操協会のホームページを見て、自分の名前があったのを見て、夢なら覚めないでほしいと思いました。2歳から新体操を始めました。難しい技や自分ができなかった技ができるようになったときは嬉しい。自分の強みは、つま先をキレイに見せるように演技をしています。今後はメンタルを強くしていきたい。得意種目はクラブで、苦手はリボン。合宿では今まで味わったことがないような雰囲気などを、別府に戻ったときにみんなに伝えたい。高校生、大学生になったときにフェアリージャパンに選ばれて五輪で演技をしたい。目標の選手は田中琴乃さんです」と話した。