別府市は17日、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、令和3年6月から旧山の手中学校に開設している「別府市PCR検査センター」について、3月31日でPCR検査を、5月7日で抗原検査を終了すると発表した。
新型コロナの感染が始まって以来、市民や観光客の安全安心のために、抗原検査センター併設のPCR検査センターを開設し、無症状の人を対象に、無料で検査を実施。状況を見ながら開設の延長をしてきた。しかし、国は5月8日をもって感染症法上の分類をこれまでの「2類相当」から「5類」に引き下げることにしていることから、前日をもってセンターの業務を終えることを決めた。
開設以来、今年2月15日現在で、PCR検査は5万3153件、抗原検査は7万3124件実施。センターの検査での陽性者は、PCR1255人、抗原1313人(一部重複あり)。
長野恭紘別府市長は会見で「5類に移行されても、感染状況に応じて柔軟に対応し、必要な対策を講じていく」と話した。