ウェールズから合唱団が来別

中学生を前に歌声を披露した

 英国の構成国の1つであるウェールズの男性合唱団「オンリー・ボーイズ・アラウンド」の指導者らが2月28日午後1時、別府市立別府西中学校(杉原勉校長、397人)を訪れ、1・2年生と交流をした。
 ウェールズは、ラグビーワールドカップ2019日本大会で、代表チームが大分県で試合を行い、別府市でキャンプをしたことから、スポーツや文化などの交流が行われてきた。大分県とウェールズは、国際交流友好協定MOUを昨年3月に締結している。ウェールズ政府としては、W杯で築いた絆を深めるため、今回の来日を進めてきた。
 訪れたのは、小堀洋子英国ウェールズ政府上級外務担当官、オンリー・ボーイズ・アラウンドのクレイグ・イェイツさん、ジョシュア・ジョーンズさん、ポール・ロズウェルさん、イオーリ・ホーゲンさん、マネージャーのヒノス・ウィリアムズさん。生徒たちは、国旗を振って歓迎をした。
 はじめに、伝統衣装を着た小堀上級外務担当官が、ウェールズについて紹介。生徒会の幸野真衣文化部長(14)が、以前、総合学習の時間の別府学で作成した、別府を紹介する動画などを流し、流ちょうな英語で別府の魅力を伝えた。
 イェイツさん、ジョーンズさん、ロズウェルさん、ホーゲンさんが日本の「ふるさと」と合わせた「ヒライズ」、ラブソングの「アンフォナブ・アンゲル」、ラグビーの試合前に歌う応援歌「カロンラン」、ウェールズ国歌を披露。「ふるさと」では、初めて日本語で歌うことに挑戦した。
 生徒からは、竹籠をプレゼントし「ソング・イズ・マイ・ソウル」を歌った。お互いに、音楽を通して交流を深めた。幸野さんは「よい機会だった。これからも、交流が深まればと思う」と話した。