令和5年春季全国火災予防運動(1~7日)の一環で3日午前9時、ミス別府の佐藤杏子さん(27)が一日消防長に委嘱され、園児の街頭啓発活動激励などを行った。
委嘱式は、別府市役所で行われ、長野恭紘別府市長が佐藤さんに委嘱状を手渡し、「一日消防長」のたすきをかけた。
長野市長は「春の全国火災予防運動は35回目となります。別府は『鶴見颪(つるみおろし)』という特有の強い風が吹きますので、空気が乾燥する時季に火災が発生したときは甚大な被害が出ます。市民に火災を起こさない予防啓発をしっかり行ってください」とあいさつ。
佐藤一日消防長は、街頭啓発している餅ケ浜保育園児34人がローソン別府餅ケ浜店、石垣保育園児18人がセブンイレブン別府石垣西3丁目店に順に移動し激励。その後、市消防本部で本部や通信指令室見学をし、車両説明を受けた。
一日消防長の佐藤さんは「子どもたちと啓発活動をするので、火遊びは絶対にしないことを呼びかけて、心がけたいと思います。また火の用心に関しては自分一人では気がつかないことがあるので、家族みんなや周りの人と話し合って火の始末に注意を払って下さい。普段はコンセントをいろいろと使っています。コンセントにほこりが溜まると火事が起きやすいので、こまめに掃除をしています。ストーブの周りに燃えやすい物を置かないなど、小さいことでも注意しています」と自身の予防活動などについても触れた。