別府市南立石の医療法人慈愛会「向井病院」は創設60周年記念の冊子(A4版、18ページ)をこのほど刊行した。
昭和37年(1962)年11月の創設以来「安心と納得のいく医療▽温かい人間関係▽良い医療者の育成」を理念として掲げてきた。
冊子は故向井孝道初代理事長、故向井弘樹二代目理事長に続き、向井貴美江理事長が寄稿。「30周年誌、50周年誌を読み返してみますと、本当にたくさんの方々のお世話になってきたこと、良い職員に恵まれていたことを改めて思い出すことができて、感謝の気持ちでいっぱいです」と書いている。
「60年の歩み」では社会の主な出来事を併記し、昭和37年は「堀江謙一 小型ヨットで太平洋横断成功」とある。
カラー写真が多く使われており、ドローン撮影した病院全景や、桜、ツツジ、菜の花、雪化粧と南立石の美しい四季の装いも。餅つき大会、青空遠足、運動会、クリスマス会と病院の行事を紹介している。
江田一也事務長は「50周年を盛大に祝い、記念誌を作ったばかりですが、病院の歴史を知らない若い職員向けに60周年の冊子を出しました。向井理事長は写真が好きで、撮りためていたものを多く使いました」と話している。