別府溝部学園高校普通科1年生の櫛野奏さん(16)が、学校法人福冨学園神戸ファッション専門学校主催の「第23回全国高校生ファッションデザインコンテスト」に入選し、デザインした洋服を実際につくり、東京で行われたファッションショーで披露された。全国から応募された作品の中から、17点が選ばれた。
櫛野さんは、小さい頃からアイドルの衣装を見るのが好きで、デザインを描くのも好きだったという。専門学校の資料を取り寄せた時に、コンテストの資料が入っていたのを見て、応募してみることに。はぎれを何枚も重ねたイメージのドレスで、レースが沢山ついた、フワッとしたシックでかわいいデザインに。
しかし、ポーチなどの小物をつくったことはあったが、洋服はつくったことがなく、ライフデザインコースの先生に相談したところ、すでに卒業をした3年生を中心に、2、3年生の先輩が手伝ってくれて、デザインに忠実に完成した。「小さい頃から、自分の思いを形するのが憧れだったので、夢が叶った。感動しました」と笑顔で話した。
また、全国高等学校家庭科技術検定で4冠を獲得した卒業生の神田崇路さんが、「第43回ホームソーイング小・中・高校生作品コンクール」でデニムと制服をかけあわせて作った「デニム学園」シリーズの4番目が、リメイク・デコ作品部門で優秀賞、6番目がアイデア賞を受賞した。