北部ひとまもり・まちまもり協議会(梅木政喜会長)は5日午前11時半、別府競輪場内に事務所を開設した。
複数の地域の自治会、学校、PTA、老人クラブ、地区公民館、地区社協、地区体協など多様な団体などが協働して共通の課題解決や地域活性化に取り組む中規模多機能自治を実現する「ひとまもり・まちまもり協議会」は、おおむね中学校区の市内7自治区でそれぞれ結成されている。朝日大平山、山の手、南部の各協議会が活動拠点を持っており、北部で4カ所目。
北部ひと・まち協議会は、上人、亀川地区で構成され、令和元年9月に設立された。学校周辺の路面標示の整備や見守り活動、掲示板の整備、伝統文化の継承、スマホ教室などデジタル推進、自然保護活動、防災訓練、健康意識の向上と体を動かすきっかけづくりなど、様々な活動を積極的に行っている。また、公式のインスタグラムも開設し、広報活動にも力を入れている。
地域には別府競輪場があり、別府市に要望して使っていない旧初心者ガイダンス1階(約55平方㍍)を活動拠点とした。開所式には、競輪選手たちも参加。
梅木会長が「これまで、地域の課題解決に向けて様々な活動をしてきました。コロナ禍で身の入った活動はあまり出来ていませんでしたが、会合も多く持てるようになり、良い方向に変化していると思う。多くの団体とスクラムを組んで、地域の発展を強化する組織になりつつある。3つの大学もあり、若い人も多い地域。事務所もでき、活動が充実していくと思う」とあいさつ。
長野恭紘別府市長は「競輪は、地域と密着した場所。今あるものを活用して、横展開が出来ることは、地域にとっても素晴らしいこと」と述べた。
また、開所を記念して、バンクウォーキングも行われた。