八坂神社で「祇園夏まつり」開催

町内を神輿が巡行した

 別府市朝見3丁目の八坂神社で15、16日に夏祭りである「祇園夏まつり」が4年ぶりに開催された。
 八坂神社は、養老元(717)年に疫病が流行した際に、京都祇園社を乙原に勧請したのがはじまりで、建久3(1192)年に現在の地に遷し、現在に至る。
 15日は、前夜祭「宵宮」が行われ、神楽や夜店などで賑わった。16日は「神幸祭」として、神事と神輿巡行が行われた。八幡朝見神社によって神事が執り行われ、宮総代ら関係者が玉串を奉てんした。地元の人や大学生らが神輿をかつぎ、別府市立別府西中学校の生徒もお手伝い。原町の子ども神輿もあり、賑やかなお囃子に続いた。獅子舞も登場し、子どもから大人まで、頭を噛んでもらい厄除けをした。中には泣き出す子どももいた。
 町中に「ワッショイ、ワッショイ」と元気なかけ声が響き、声を聞いて表に出てきた住民も笑顔で神輿を見送った。