子ども発明王を発掘する第10回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト全国大会に出場する市内の小学生3人の壮行会が28日、市教委教育委員会室であり、寺岡悌二市教育長に出場報告を行った。
壮行会で、寺岡市教育長が「作品が仕上がるまでには、多くの苦労があったかもしれませんが、どうか、皆さんの傑作を全国の人に伝えていただきたいと思います。この体験を通じて、人にやさしく思いやりを持ち、創造性豊かな、たくましく生き抜く人になるよう期待しています」と出場する児童3人を激励した。
全国大会は30日、東京工業大学屋内競技場で実施。全国から543チームがエントリーし、全国大会には60チームが出場する。別府少年少女発明クラブは、9回目の全国大会出場。
全国大会に出場するのは、市立青山中学校2年生の田中舷太朗さん(4年連続参加、3年連続全国大会出場)、鶴見台中学校1年生の山口大和さん(3年連続参加かつ全国大会出場)、大平山小学校6年生の緒方優心さん(2年連続参加かつ全国大会出場)の3人。
3人はチーム「べっぷ」として、牽引車と山車2台でそれぞれがパフォーマンスを行う。メジャーが高く伸びる・竹とんぼが飛び出すなどの動くなどそれぞれ工夫を凝らしており、特に今年はルール改訂により山車の無電源仕様に挑戦している。また、牽引される山車の車輪の回転力を歯車やチェーンを使い、からくりの動力源として利用している。
松川靖義別府少年少女発明クラブ会長は「今年も、アイデアと想像力が盛り込まれた牽引車とパフォーマンスカーが出来上がった。昨年までは、20チームが進める午後の決勝戦で惜しくも入賞を逃してきたが、今年はチーム員の努力と経験があり、意気込みが強く期待が大きくなっている」と話した。