第105回全国高校野球選手権大分大会の決勝戦が26日、別大興産スタジアムであり、第1シード同士の明豊と大分商業が対戦し、3―0で明豊が甲子園出場を決めた。解説は元プロ野球選手の古田敦也さんが行った。両校ともプロ野球選手を排出しており、明豊は福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手、大分商業は埼玉西部ライオンズの源田壮亮選手がいる。
明豊が2回裏、無死1、2塁の好機に7番高橋佑弥選手の左前適時打で2点を先制。走者1、2塁で8番西川昇太選手に対して大分商業の捕失により走者が進塁して2、3塁と追加点の好機となった。9番中山敬斗選手の遊撃ゴロの間に、3塁走者が本塁を踏み3点目。2塁走者は2―3塁間に挟まれて粘るがアウトとなった。中山選手は2塁に進んだが、更なる追加点とはならなかった。
明豊の攻撃となる7回裏、7番江藤柊陽選手がセーフティバントで出塁。8番西川駿太選手の犠打で1死2塁。9番中山選手のとき、捕失で走者は3塁に進んだ。第1シードの大分商業バッテリーも意地を見せ、2死3塁の危機に1番高木真心選手を三振に抑えて追加点を防いだ。
大分商業の上位打線から始まる9回表、明豊は先発の中山投手がマウンドに立った。4番大道蓮選手を投手ゴロで1死、5番羽田野颯未選手を左飛で2死、6番江口飛勇選手を三振に抑えて、史上初の3連覇を達成した。
第105回全国高校野球選手権記念大会は49校が出場する。8月3日に組み合わせ抽選会があり、6日から17日間(雨天順延、3回戦2日目・準々決勝・準決勝各翌日の休養日3日を含む)の熱戦が繰り広げられる。