別府市は、旧朝日出張所跡地の利活用について10日午後7時、市朝日大平山地区公民館で地元説明会を行った。約20人が参加。
旧朝日出張所は、平成18年に、JAべっぷ日出の建物に入居。大半が市有地で一部JAの土地。JAが建物を建てて、その一部を出張所として使用してきた。しかし、建物の老朽化が進んでいること等で、JAは建物を取り壊すことになり、朝日出張所は市朝日大平山地区公民館内に移転をした。
跡地利用については、住民から、観光や地域コミュニティ、避難所を兼ねた複合的な公共施設、住民福祉に資するものをなど数多くの意見が出ている。今回、利活用に向けて、公募を行うことに際して、地元への説明会を開いた。
安部政信企画戦略部長が「一昨年、跡地の利活用方針を検討するに当たり、公聴会を開催させていただきました。全体の公共施設の維持という観点から考えました。地域の貴重な財産。地域にとってより良い方向になるよう、利活用を検討してきた。新型コロナで思うような取り組みが出来ず、長らくお待たせしましたが、事業者を募集する運びになりました」とあいさつ。財政課から利活用方針、総務課から民間公募について説明があった。
将来的に公共施設の集約化を図る時の用地として確保しておく必要性を考慮し、原則として市の土地に民間事業者が建物を立てる、事業用定期借地権設定契約とする。基本機能として、土産物や乗り物レンタルなどの観光に関するものやコンビニや飲食店などの物販・飲食、有料駐車場のいずれかを必ず備え、公共空間を付加機能として設置することを条件に想定している。
出席者からは「公聴会をした時から状況は変化している。その辺を考えて公募をした方がよい」との意見が出た。