5大学から8人インターンシップ

観光課でインターンシップをする
中島さん(左)はクルーズ船の受け入れを体験

 別府市は21日から25日まで、大学生8人をインターンシップとして受け入れ、各課で就業体験が行われている。
 大学生に就業体験の機会を通じて、職業意識の向上と行政の仕事への理解の促進を図るのが目的。
 今回参加しているのは、大分県立芸術文化短期大学、大分大学、別府大学、佐賀大学、安田女子大学(広島市)の学生。観光、産業政策、都市計画、障害福祉、農林水産の各課と上下水道局に配属され、職員に教えてもらいながら、業務を行っている。
 芸術文化短期大学1年生の中島華恋さん(18)は23日午前9時、別府国際観光港第4埠頭ターミナルで、クルーズ船「ザオ・シャン・イ・ドン」の乗船客の観光案内のお手伝いをした。中国と香港の乗客242人が乗船しており、午前9時半頃、次々と下船した乗客はバス6台に乗り込んでオプショナルツアーに出発した。ターミナルの案内所を訪れる人もいて、中国語で案内をする様子を見て学んだ。
 中島さんは「別府翔青高校の時に吹奏楽部でマーチングカーニバルに参加して、全員で盛り上げている、別府のパワーを感じて、魅力的だと思いました。私も、幸せに暮らせるお手伝いがしたいと公務員を志望しており、実際の業務を体験したかったので、市役所のインターンシップを希望しました。案内所にいる学生も英語や中国語など多言語を話せて、すごいなと思いました。どんな気持ちで仕事をし、どう市民と関わっているのか学びたい」と話した。