別府市議会運営委員会(松川峰生委員長)は25日午前10時、議会内で委員会を開いて、令和5年第3回定例会を9月1日から26日までとすることを申し合わせた。
今回は、予算関係6件、条例関係4件、決算関係9件、その他4件が上程される予定。子どもたちの熱中症対策として、幼稚園12園のホール等に空調を整備する予算案を初日に審議する。現在、別府市が進めている屋内運動場等空調設備整備事業に追加するもので、議決事項の変更を行う。
補正予算案は、一般会計3億7800万円、特別会計9億863万6千円を計上する。一般会計では、子育て世代の支援のため、子ども医療助成の対象を高校生等に拡大することに伴うシステム改修費等、体育施設や社会教育施設などの施設改修費、楠銀天街のアーケード撤去費や道路整備費の追加などを行う。
アーケード撤去は、老朽化が激しく喫緊の課題となっているが、所有する商店街では撤去が難しく、長年の懸案事項となっている。今回、地域が主体となった南部の新しいまちづくりを支援するため、令和5・6年度の2カ年にわたり整備を行う。補正額は、9010万7千円。アーケード撤去業務委託料は2200万7千円、商店街内の市道日の出国分町線の道路整備工事費が6810万円。財源は、国庫補助金が4100万3千円、地方債3150万円、一般財源1760万4千円となっている。委員から「楠銀天街は別府発展の象徴の場ともいえる。定例会内や委員会の審議だけではなく、全員協議会で説明が必要ではないか」との指摘があった。
また、令和4年度の決算審査のため、議員全員で構成する予算決算特別委員会を設置することも申し合わせた。
定例会は、1日に市長から提案理由の説明があり、6日に議案質疑と委員会付託を行い、7日に決算を除く議案について3つの常任委員会を開く。12日から14日は予算決算特別委員会で決算内容についての質疑が行われ、15日に表決を予定。19日から22日(予備日を含む)に一般質問、26日に各委員長報告、討論などを実施、表決をする。