別府いけばな協会(恒松恵典会長)は「第64回諸流いけばな展」が2、3日、ゆめタウン別府2階催事場で開催されている。2日は午後9時まで、3日は午前10時から午後5時まで。
会員所属流派の池坊、いけばな一葉会、草月流、小原流の会員が50瓶を出展している。ノバラ、ススキ、リンドウ、ヒマワリ、ユーカリ、ナンテンなどで構成された生け花は、買い物客の目を楽しませた。中には、スマホで撮影する人もいた。
来場していた夫婦は「昨年に比べて子どもが多く来ている。花が分からない人でも『キレイ』と思えるものばかり」。
恒松会長は「すばらしい季節の花を使っています。ぜひ見に来て下さい」とそれぞれ話した。
子ども生け花教室は午前11時から、同所で行われた。花材はウラシマソウ、ヒメヒマワリ、ハランなど。子どもたちは恒松会長の指導で一つずつ花などを生けていった。途中、長野恭紘別府市長が来場し子どもたちが真剣に生けている場面を見た。
教室終了後、長野別府市長は「よくできています。本当に素晴らしい。家に帰っても時々やってみてもらえると嬉しい。これからも楽しくしてください」とあいさつすると、教室に参加した子ども一人ひとりから長野別府市長に花束のプレゼントがあった。長野別府市長は花束を受け取ると、子どもと一緒に写真を撮影した。
教室に参加した田原悠登さん(4)は「花をハサミで切るところも生けるところも、全部楽しかった。またここ(ゆめタウン別府)でしたい」と笑顔で話した。
生け花教室は同日午後1時にも開催され、3日も午前11時と午後1時から開催される。