一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKと東急株式会社(東京都)は19日から、株式会社Luupが提供する電動キックボードの実証実験を別府エリアでスタートさせた。
今年7月に道路交通法が改正され、16歳以上は運転免許なしで電動キックボードが利用できるようになり、新たな移動手段として注目されている。Luupは、電動小型モビリティのシェアリングサービス「LUUP」を都市部を中心に展開している。九州でのサービス提供は、初めて。
電動キックボード5台をJR別府駅構内にある観光案内所「ワンダーコンパスベップ」に置き、午前8時45分から午後4時半まで受け付けを行う。利用するには、専用のアプリをインストールして、情報を登録するだけ。料金は、10分100円で、利用時間や支払いはアプリで管理する。
電動キックボードは、最大時速20㌔で、操作も簡単。基本的には、車道の一番左側を走行し、一部を除き歩道での走行は出来ない。ヘルメットを着用。ウインカーもついていて、交差点での右折は、二段階右折となる。もちろん、飲酒をしての乗車は厳禁。しっかりと交通ルールとマナーを守り、安全に利用することが大前提となる。
18日は、旧テルマス駐車場で観光関係者が参加して安全講習も行われた。スムーズな動きに参加者は「簡単。すぐ慣れる」「楽しい」と好印象だった。
来年3月31日まで実証実験を行い、ニーズによっては、現在1カ所の設置場所を増設したり、料金体系などについて検討を行うという。
坂の多い別府市内で、観光における2次交通の問題解決や市民の移動手段の1つとして期待されている。