南幼・小校舎落成20周年で式典

6年生が学校の歴史などを群読した

 別府市立南幼小校舎落成20周年記念式典が3日午前9時、南小学校体育館で開催された。
 同校は、2002年に旧南小学校と旧浜脇小学校が統合され、校名は「南小学校」とし、校舎の場所は浜脇小学校の場所とした。2003年に校舎が完成し、翌年に新しい校舎に移った。
 式典では、実行委員長の二木浩一PTA会長が「歴代校長や教職員の愛情あふれる教育、保護者や地域の人の心あたたまる支援のおかげで、素晴らしい学校に成長しました。今回の式典は、祝宴の主役は子どもたちにすることと、これまで支えてくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えるものにするという2つのことをテーマにしました。子どもたちの逞しく成長した姿と感謝の気持ちを感じてもらえたらと思います」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長は「統合以来、学校、保護者、地域が熱意を持って教育活動をしてきたことに、感謝します。子どもたちが、ふるさと別府、日本を支える素晴らしい人に成長することを願っています」と祝辞を述べた。また、保護者から学校に大型モニターテレビ1台、熱中症対策遮光ネット6張、来賓用スリッパ60足が贈られ、利光聡典校長が「大切に使わせてもらいます」とお礼を述べた。
 引き続き、4年ぶりとなる「第14回きらめきコンサート」があり、6年生が式典の中で、群読「南小学校の歴史」と校歌を斉唱。北原白秋の「お祭り」を20周年記念バージョンにアレンジ。「わっしょい、わっしょい」と盛り上げた。さらに、校歌の作詞をした越智田一男さんや作曲した阿南涼子さんらにインタビューした内容、学校の歴史を児童一人ひとりが次々と読み上げていき、最後に校歌を歌った。
 式典終了後は、1・2・3年生、幼稚園・4・5年生が歌などを披露。最後にバルーンリリースを行った。グラウンドでは、屋台村やゲームコーナーなどが行われ、賑わった。