中部中の「ドリームスクール」

生徒も参加して即興劇をした

 中部ひとまもり・まちまもり協議会(幸勝美会長)、市立中部中学校運営協議会(権藤和雄会長)、同校(佐藤裕一校長)は「地域とつながる『ドリームスクール』~中部中生企画によるワクワクワークショップ~」を13日、開催し、全校生徒456人と地域住民が参加した。寺岡悌二教育長も来校した。
 ロクディムによる公演が午後0時50分、体育館で開催された。「ロクディム」は、全国で即興芝居×即興コメディパフォーマンスを中心に活動している。別府でも12日、別府ブルーバード劇場で公演している。2年生の実行委員9人が考えた今回のテーマは「ロクディムとつくる『温泉』『笑顔』『地域』の輪」。
 佐藤校長が「地域とつながるドリームスクールとして、実行委員9人が考えたテーマで、演劇をしてもあります。午前中の各学年のワークショップは楽しかったと思います。午後も地域の皆さんと一緒に楽しんでください」。
 幸会長は「皆さんも家庭の中のつながりでは無くて、その周辺地域に住んでいる人たちも同じ仲間なのでぜひ気軽に声をかけていただきください」とそれぞれあいさつ。
 始めに、生徒、地域住民らに書いてもらった質問の答えを書いた紙をばらまいた。ステージには生徒から推薦を受けた先生3人が立ちじゃんけんをし、勝ち残った先生1人がロクディムと一緒に即興劇をした。途中、紙を拾って書かれた内容を「セリフ」として使った。続いて、ロクディムが指名した生徒を壇上にあげて劇をした。即興劇なので台本はないが、上手くロクディムのメンバーが先導し、時には紙に書かれた場違いなセリフを言っても、きちんと場を修正するなど台本の無い即興劇の良さが出た公演に生徒・教員・地域住民全員が笑っていた。
 最後に国武虹音生徒会長が「午後の公演では、ロクディムの皆さんが楽しそうに即興劇をしているのを見て、私たちはコミュニケーションを取ることの大切さを実感しました。私も明日から友だちとのコミュニケーションをもっと楽しもうとかを学びました」。
 権藤会長はステージ上にあった紙を拾い「先輩も上司もいないので、先生、いつも忙しい中、でも僕たちのために色んな世話をしてくれてありがとうございます」と読み上げた。最後に「ロクディムの皆さん、ありがとう」とそれぞれお礼を述べた。
 また午前中には3年生、1年生、2年生の順番でワークショップを行い、地域の人とも一緒にワークショップをし楽しんだ。