別府市教育委員会(寺岡悌二教育長)は「別府市青少年育成市民会議リーダー研修会」を18日午前9時30分、野口ふれあい交流センター体育館で開催し、17地区から25人が参加した。
当日は雨天と強風のため、会場を別府公園から同センター体育館に変更した。
開会式で上村松治会長のあいさつ後、市社会教育課の姫野淳子課長が講師を紹介した。
講師は、中内信孝氏。同氏は、大分市キャンプ協会長であり、公益社団法人日本キャンプ協会の公認指導者、キャンプディレクター1級などの資格を保有している。また大分市に本社がある廃棄物収集運搬・処分業などの事業を行っている「ゆうび株式会社」の総務・人事部に所属している。
海用プラスチックについて「世界の海には流れ出たプラスチックごみが海流にのって溜まりやすい場所があります。とくに日本に関係があるのが『太平洋ごみベルト』と呼ばれる海流です」と説明。
ゴミになるのは、1度しか使えない使い捨てプラスチックでワンウェイ・プラスチックやシングルユース・プラスチックとも言われているもの。素材としては主に▽PE(プリエチレン)=レジ袋など▽PP(ポリプロピレン)=コンビニ弁当の容器など▽PS(ポリスチレン)やEPS(発泡ポリスチレン)=カップ麺のスチロール製容器など▽PET(ポリエチレン・テレフタレート)=飲料ボトルなど―を挙げた。
そのほか、海洋プラスチックに関する世界の会議、海洋プラスチック憲章にかかげられている具体的な目標などを説明した。
クイズとして「人間はどれくらいのプラスチックを口にしているのか」などを出して、参加者は正解に驚きながら知識を増やした。
続いて5~6人を1グループとして3グループに分かれて「プラスチックゴミをゼロにできるか」をテーマに話し合い、それぞれ発表した。最後に質疑応答があった。