天間で「湯のまち棚田マルシェ」

天間の棚田米でみんなで乾杯をした

 別府市棚田地域振興協議会(会長、日置伸夫別府市観光・産業部長)主催の令和5年度棚田イベント「湯のまち棚田マルシェ」が26日午前10時、天間の棚田で開催された。天候にも恵まれ、大勢の人で賑わった。
 令和4年3月に、別府市内の5つの棚田が農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定され、多くの人に棚田の魅力を知ってもらおうと、昨年度からイベントを開催している。
 同協議会の久保賢一副会長(天間)が「天間の棚田は、約25㌶と小さいですが、今も農地が守られているのは、豊富な水と地区住民の地域愛だと思います。1日のんびり、楽しく過ごして下さい」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長は「市内には、美しい棚田が5つあります。一緒に楽しんで、棚田の事を知ってもらいたい」と述べた。
 引き続き、加藤信康市議会議長の発声で天間産のお米で作ったおにぎりで乾杯をした。
 美味しい棚田米を作った原家和さん(天間)、井上耕一郎さん(堂面)、大野基さん(東山)、藤原保さん(大所)、後藤寿範さん(内成)を表彰した。
 会場には、5つの棚田のお米が味わえるコーナーやそれに合うおかずを日本料理別府廣門と小厨房香凜が提供。他にも、地元で獲れたサツマイモの焼き芋や野菜、天間米を使った餅などが配られ、訪れた人たちが舌鼓を打った。
 また、棚田ウォークラリーも行われ、天間の大自然を満喫した。