大分県立別府鶴見丘高校のPTA(高田修司会長)は、受験を控えた3年生を応援しようと「点取りカレーで3年生を激励する会」を2日午後0時15分、同校体育館で開いた。保護者約60人、3年生約240人と教職員が参加した。
受験生にげんを担ぐ意味で「点取りカレー(とり天カレー)」を振る舞い、残り1カ月ほどになった共通テストに向けて、点がとれるようにとの思いを込めた。すでに合格の切符を手にした生徒にはお祝いの気持ちを込めて、これから受験する生徒には激励の気持ちを込めて作った。今年で11回目。
午前10時に保護者が学校に集まって、カレーを作ったり、とり天を揚げるなど準備を行った。
開会行事では、高田会長のメッセージが紹介され、深見高弘教頭が「保護者の皆さん、朝から準備をありがとうございました。カレーには、みんなで食べることや保護者の愛情など、味プラスアルファがあります。これから、不安も出てくると思いますが、カレーには、一人ではないという保護者の思いが詰まっていると思います。目標に向かって、最後まで頑張れという思いが入っています。カレーを食べて、これから頑張ってほしい」とあいさつをした。
生徒を代表して、山口結叶さんが「私たちのために、ありがとうございます。共通テストまで約1カ月となり、学校ではあらゆる方面での指導を、家では健康面、食事面のサポートをいただき、ここまでこれました。感謝しかありません。全力で駆け抜けたい」とお礼を述べ、みんなで「いただきます」と、それぞれカレーを受け取った。
また、カレーと一緒に、教員からカイロと高校生に扮した写真をつけ、「きっと勝つ」という気持ちを込めて「キットカット」がプレゼントされた。
生徒はおかわりをする人も多くいて、友だちと笑顔でカレーを味わった。さらに、吹奏楽部が応援演奏を行い、歌ありダンスありの楽しいプログラムに、3年生も体でリズムをとったりして、ほんのひと時、受験の事を忘れてリフレッシュした時間となった。