別府市は、「人権の花運動」に取り組んだ別府市立大平山小学校(黒木寿一校長、269人)に15日午前9時、同校で感謝状を贈呈した。
今年5月に指定校として、ヒマワリ、マリーゴールド、ポーチュラカの種を託し、児童が大切に育て、キレイな花を咲かせた。花を育てるためには、水をやったり様子を見たりすることが大切で、優しい思いやりの心を持って育てたことで、「人権の花」が子どもたちの心にも咲いた。
感謝状贈呈式は児童会の代表4人が参加し、他の児童は教室からオンラインで参加。河野幸夫共生社会実現・部落差別解消推進課長が「人権の花運動に取り組んでくれて、ありがとうございました。みんなで協力して花を育て、キレイな花を咲かせてくれてうれしく思います。この気持ちを大切に学校生活を送り、周りにも広げてください」とあいさつ。
黒木校長が、各花が咲いた写真を見せて「人権の花を通して、自分の心も育てたと思う。一人ひとりが相手を思いやる、優しい心を持ってくれればと思う」と述べた。
5月からの活動を振り返り、井上莉乙児童会長が「3年生がヒマワリ、4年生がマリーゴールド、6年生がポーチュラカの種を植えて、水やりなどのお世話をしました。キレイな花を咲かせてほしいと、みんなで心を込めて育てました。花が咲いた時は、とてもうれしく、心が温かくなって、頑張って育てて良かったと思いました。この気持ちと種を次の学校でも繋げてもらいたい」と意見発表をした。
大分人権擁護委員協議会別府地区会を代表して、徳田貴美子さんもあいさつ。河野課長から児童を代表して、鈴木結菜さんに感謝状が手渡された。大分県人権啓発イメージキャラクター「こころちゃん」も登場。
また、人権養護委員から「人権クイズ」が出題され、児童は画面ごしに〇×クイズに挑戦。正解すると「やったぁ!」と大きな声が聞こえた。