中学生スポーツ教室始まる

シュートを集中的に学んだ

 別府市教育委員会は、令和5年度「別府市立中学生スポーツ教室」を16日のバスケットボールを皮切りにスタートさせた。来年3月までに、ソフトテニス、バレーボール、陸上、卓球、サッカー、野球を実施する。講師は、部活動管理運営等業務委託をしている、リーフラス株式会社。
 専門的な知識を持つ外部講師から指導を受ける機会を確保することで、体力や技能の向上を図るのが目的。部活動の地域移行に繋がる取り組みでもあり、他校の生徒と一緒に同じ練習をすることで、交流を深めることも目指している。
 バスケットボールは、2年生を対象に午前中に男子、午後から女子が市立青山中学校体育館で実施された。男子22人、女子20人が参加。リーフラスの多田祐規さんが中心となって、シュートを重点的に指導した。
 ゴールに向かってランニングジャンプでリングに出来るだけ近づいてシュートを決める「レイアップシュート」の使い分けなどを学んだ。ディフェンスに押されても負けない体幹や下半身と上半身の使い方について説明。「ディフェンスが前にいると、どうしても避けていきがちになるが、ディフェンスを押しながら前に進むことが大切」などとアドバイス。4チームに分かれて、ディフェンスと対峙しながらシュートを決める練習などをした。
 別府西中学校の亀井七晴キャプテン(13)は「細かい足さばきや手さばきの両方を教えてもらい、とても良かった。プレー全体において、上達することが出来た」。吉田桂さん(14)は「1つ1つのプレーをていねいに教えてもらい、分かりやすかった。ターンをしてシュートした時、流れてしまっていた部分を教えてもらえて良かった」とそれぞれ話した。