別府市共生社会実現・部落差別解消推進課は「令和5年度別府市小・中学生人権作品表彰式」を22日午後3時30分、別府市役所レセプションホールで開催した。
人権標語248点、人権ポスター113点、人権作文111点からそれぞれ別府市長賞、別府市教育長賞、別府市人権問題啓発推進協議会長賞が選ばれ、それぞれの受賞者が出席した。
阿部万寿夫副市長が別府市長賞3人と別府市人権問題啓発推進協議会長賞3人、寺岡悌二市教育長が別府市教育長賞3人をそれぞれ表彰した。
阿部副市長が「児童生徒の皆さんが、基本的人権の理解を深めて豊かな人権感覚を身に付け、人権教育啓発活動の成果として毎年実施しています。どの作品も身近な自分の生活の中にある小さな差別を、自分のこととしてを感じました。日本国内でもさまざまな人権問題があります。また国際社会では戦争という最悪な人権侵害も起きています。お互いに違いを認め合いながら、人権が大切にされる学校や社会を作れる人間になってください」とあいさつ。
最後に記念撮影をして終了した。
別府市長賞を受賞した人権標語部門の上田伊織さん(8)=朝日小学校2年=は「自分の標語が選ばれて嬉しい。ありがとうが溢れる別府になってほしいので『ありがとう それがえがおのもとになる』と書きました。私が大人になったとき、今まで以上にもっと『ありがとう』が溢れる町になってほしい」。
人権ポスター部門の福田茉央さん(15)=青山中学校3年=は「昔お世話になった人や外国の人たちなど遠くにいる人が、空を見てくれるといいなと思い描きました。空を見上げる女性の目をきらきらとさせるところを頑張りました。戦争などで苦しんでいる人が、きれいな空を見て和やかにいてほしいと思います。町全体で、景色などを見てみんなで笑顔を話し合ったりしてほしい」とそれぞれ話した。
各省の受賞者は、次のとおり。(敬称略)
【別府市長賞】▽人権標語=上田伊織(朝日小2年)▽人権ポスター=福田茉央(青山中3年)▽人権作文=大本はな(別府西中1年)
【別府市教育長賞】▽人権標語=佐藤航(鶴見台中2年)▽人権ポスター=花木湊介(緑丘小1年)▽人権作文=上野翔大(石垣小3年)
【別府市人権問題啓発推進協議会長賞】▽人権標語=髙屋開(春木川小5年)▽人権ポスター=石川葵子(境川小6年)▽人権作文=小川楓花(鶴見小5年)