出口APU学長が大学に本を寄贈

出口学長(右から2人目)を
「ツーリズム別府大使」に委嘱した
大学に本を寄贈
(写真はAPU提供)

 別府市は、12末で退任する立命館アジア太平洋大学(APU)の出口治明学長(75)を、第48号の「ツーリズム別府大使」に委嘱。21日午後1時25分、市役所で委嘱式を行った。
 出口氏は、APUが初めて行った世界公募で選出された学長。2018年1月から2期6年務めた。病に倒れて車椅子になってからも、精力的に活動を続けた。来年からは、東京キャンパスを拠点に、学長特命補佐に就任する。
 長野恭紘別府市長が委嘱状と記念品の竹の名刺入れ、名刺を手渡して「2期6年、お疲れさまでした。寂しさもありますが、新しい出発を元気で活躍してくれることを喜んで、送り出したいです。ずっと別府を好きでいてください」とあいさつ。出口学長は、笑顔で「ありがとうございます」と答えた。
 また、出口学長は22日午後3時、APUライブラリーに図書約千冊を寄贈。除幕式が行われた。出口学長は読書家としても知られ、機会があるごとに学生に本を読むことの大切さを説き、人生において「人・本・旅」の重要性を伝えてきた。
 学生の学びの活性化を願い、自身の著書約100冊と思想や歴史、教養などに関する資料約900冊を贈った。