別府市技能功労と優秀技能を表彰

出席した技能功労者6人に表彰状を贈り、技術を讃えた

 令和5年度別府市技能者表彰式が17日午後1時半、別府市役所で行われた。
 優れた技能者を表彰することで、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能者の地位の向上と産業の発展に寄与することが目的。今年度は、技能功労賞8人、優秀技能賞1人を表彰した。うち、技能功労賞の6人が出席した。
 長野恭紘別府市長が表彰状を手渡して「一人ひとりが長年にわたって培ってきた技能と豊かな経験こそが、それぞれの業界の発展、ひいては別府市の産業振興の原動力となるもので、心から敬意を表します。物価高騰などの影響で、依然として地域経済への打撃はありますが、このような時こそ社会を活性化させ、市民生活を健全に発展させるためには、皆さんたちの持つ様々な分野での技能が、市の産業を支え、経済を発展させる基盤となると考えています。さらなる自己研さんにより、別府市の明るい未来を見据え、技術力、ノウハウといった貴重な資源をしっかりと次の世代に継承し、人材の育成、産業のさらなる発展にご尽力いただきたい」と式辞。
 来賓の加藤信康市議会議長は「豊富な知識、技術、経験を次世代へと引き継いでもらいたい」。倉原浩志別府商工会議所専務理事(会頭代理)も「人づくりの先導役として、さらなるご尽力をいただきたい」とそれぞれあいさつをした。
 受賞者を代表して、技能功労表彰の四本幸一さん(77)が「それぞれの分野で長年にわたり技能を磨き、微力ながら別府市の産業の発展、振興に尽力してきましたが、このような栄えある表彰をいただことを励みに、さらなる技能の向上と産業の発展、後進への技術の継承に尽力していきたい」と謝辞を述べた。受賞者は次のとおり(敬称略)
【技能功労賞】▽後藤芳江(美容師)▽四本幸一(自動車修理整備)▽荒金昭三(熱絶縁施工)▽堤田真由(写真業)▽工藤賢二(調理師)▽恒松宗典(フラワー装飾)▽福本洋(配管工)▽柿本晋良(調理師)
【優秀技能賞】松川直充(配管工)