南部ひとまもり・まちまもり協議会(清家政人会長)は19日午前8時半、市立南小学校(利光聡典校長、225人)の1年生に防災ヘルメット32個を寄贈した。
全校集会で行われた寄贈式で、清家会長が「人は、頭が一番大事です。普段から、机の下に隠れたり、避難をする訓練をしていると思いますが、これからは、ヘルメットをかぶって訓練をしてもらいたい。簡単にかぶることが出来るので、練習をしておいてほしい。今後も、できるだけ多くの子どもたちにヘルメットを贈っていきたいと思っています」とあいさつ。1年生を代表して梶山養多さんと堀蓮さんに防災ヘルメットを手渡した。
2人は「防災ヘルメットを使って、命を守りたい」などとお礼を述べた。
1年生の大濱直斗さんと渡邉百合さんがもらった防災ヘルメットをかぶるデモンストレーションを行い、簡単にかぶれた。
利光校長は「子どもたちの安全安心のため、これまでもご支援いただいており、感謝します。始業式の時、子どもたちには能登半島地震で学校に行けない子どももいる。今できることは、昨日と同じように朝を迎えることが出来たことに感謝し、助け合えるようにし、毎日を大切にしよう。南小の長い間のテーマは『いのちは1つ』です。自分のこと、友だちのことを認め合って大切にしようと話しました。机の横のフックにかけることにしています。傍に防災用品があることで、意識も高まると思います」とお礼を述べた。
防災ヘルメットは来年度以降も継続して寄贈し、全学年分を贈る予定。贈られたヘルメットは2月に実施予定の避難訓練で1年生が使用する。