別府少年少女発明クラブ(松川靖義会長)が、第10回全国少年少女チャレンジ創造コンテストに出場して、銀メダル(発明協会長賞)を受賞。12日午後5時、寺岡悌二教育長に報告をした。9回目の出場で初のメダルを獲得した。
全国大会は、11月30日に東京工業大学屋内競技場で行われ、全国から534チームがエントリーした中から、60チームが出場。予選を突破した20チームが最終決戦に臨み、まずは工夫したところなどのプレゼンテーションを行ってから、走らせた。
別府は、3年連続で全国大会に出場している田中舷太朗さん(14)=青山中2年=、山口大和さん(13)=鶴見台中1年=、2年連続で全国大会出場の尾方優心さん(12)=大平山小6年=の「チームべっぷ」で参加。このメンバーで全国大会に出場するのは2回目で、今回が最後。
動力車がバックして後ろの山車と連結して、山車の車輪の回転力を歯車やチェーンを使ってからくりの動力源として使用。謎の物体が飛び出してきたり、首が2・5㍍まで伸びたりと面白い仕掛けを沢山考えた。すべてがうまくいき、銀メダル10チーム中3チームがもらう発明協会長賞に見事輝いた。
報告会では、大会の様子のビデオが流された。田中さんは「文部科学大臣賞には届かなかったけど、試行錯誤をしながら作って、努力が結果につながった。発明協会長賞を受賞できたことは、大臣表彰よりもうれしい。最初はコミュニケーションをとれなかったけど、意見を出し合って作品を作れるようになり、最後に受賞できたことはうれしい」。山口さんは「審査員の目の前で仕掛けが動くように、きっちりと出来た。自分たちのパフォーマンスを知ってもらうために工夫してきたので、受賞はとても名誉なことで、うれしい」。尾方さんは「前回よりもグレードアップして、いけるかなと思っていました。しっかりと賞がとれるように頑張りたいと思っていのたで、良かった。後輩には、もっとすごい賞をとってもらいたい」とそれぞれ話した。