別府市学校保健大会を開催

学校医や歯科医、薬剤師を表彰した

 別府市学校保健会(会長・岡田豊和医師会長)は23日午後3時、市社会福祉会館で令和5年度の別府市学校保健大会を開催した。
 学校保健関係者が一同に会して、学校医などとして児童生徒の健康を支える功績を称え、学校保健の一層の振興と児童生徒の健全な育成に寄与するのが目的。
 学校医・学校歯科医及び学校薬剤師として20年以上にわたり勤務した者及び学校保健の普及進展と充実強化に功労のあった5人を特別表彰。同じく10年以上務めるなどした6人を一般表彰した。
 岡田会長が「昨年は、別府市では、インフルエンザにコロナが追い打ちをかけ、学校全体が休校になるような感染もあり、先生たちも大変だと思います。また、心の健康も苛まれることが多いので、難しい時代になってきたと感じています。医師会としてもサポートしていきたい。別府市は100周年を迎えますが、次の100年をつくる人材を育てていく重要な役目があります。よりよい未来の人材をつくっていきましょう」とあいさつ。
 寺岡悌二教育長は「新型コロナの感染症上の分類が5類になって、学校も普通の生活に戻りつつあります。フッ化物洗口も9年目になり、12歳の1人当たりの虫歯は0・26本と全国平均に近づいています。今後も、子どもたちの安全のためにご協力を」と述べた。
 岡田会長が出席した4人に表彰状を手渡した。来賓の長野恭紘別府市長が祝辞。受賞者を代表して、矢田公裕氏が謝辞を述べた。
 引き続き、講演会があり、別府市健康推進課の蔵吉智子さんが「別府市の子どもたちの健康のために~小4・中2の健康チェックの取り組みから~」。大分県東部保健所の吉良千奈津さんが「地域の健康課題と取り組み状況」と題して、それぞれ講話した。表彰者は次のとおり(敬称略)。
【特別表彰】矢田公裕(境川小学校医)福永拙(別府支援学校鶴見校学校医)重見英男(青山中学校外学校医)藤田浩(別府鶴見丘高校学校歯科医)松本英治(明豊中学・高等学校学校歯科医)
【一般表彰】松井祐治(朝日小学校学校医)日下部隆則(別府鶴見丘高校学校医)伊東祐仁(石垣小学校学校歯科医)中島輝久(境川小学校学校薬剤師)堀哲朗(石垣小学校学校薬剤師)一井経彦(別府鶴見丘高校学校学校薬剤師)