第96回選抜高校野球大会に出場する明豊高校野球部が15日午後4時30分、別府市役所を訪れて出場報告を行った。
別府市役所1階エントランスでは午後4時20分、職員らが明豊高校関係者と野球部を出迎えた。
5階大会議室で行われた出場報告には、明豊高校の岩武茂代校長、川崎絢平監督、篠川拓也部長、山内真南斗主将ら部員20人、市側は長野恭紘別府市長、寺岡悌二教育長ら4人がそれぞれ出席した。
川崎監督から選抜大会出場について「今年のチームは3年前に準優勝した直後に入学したメンバーで、入学当初から自分たちが日本一になりたいとしてスタートを切っています。日本一に挑戦できる環境になりました。別府市制100周年、甲子園開場100周年とメモリアルな年に参加できることを嬉しく思います。年明けから暗いニュースが多かったので、優勝をめざすことは大前提ですが、それ以上に高校生らしく見ている人たちに何か感じてもらえるような、高校生らしいはつらつとキビキビとした野球ができればと思います」と述べた。
「皆さんのすがすがしい態度や姿勢を、市民は自分の子どもを見るような目で見ています。その皆さんが甲子園に出場するということは、我が子が甲子園に出場するという嬉しさや興奮があります。いろいろな思いを甲子園でぶつけて、体調をベストにし、3年前に取ってくるのを忘れてきた、預けてきた紫紺の大優勝旗をその手に持って別府に帰ってきていただきたい」と激励の言葉を述べた長野市長から、山内主将にスポーツ振興奨励金が贈呈された。
歓談後、市立別府鶴見台中学校出身の木村留偉選手=中堅手=が「選抜では活躍し、支えてくれた人たちへの感謝を、行動でそして勝って示したい」、山内主将が「選抜大会出場が決まったのは自分たちの力だけではなく、市民の皆さんが自分たちを支えてくれたことだと思います。恩返しをするためにも、一戦必勝で自分たちの目標の『日本一』を達成するためにも全力でしっかり準備して絶対に優勝しますので応援をお願いします」とそれぞれ決意表明をした。
最後に出席者全員で記念撮影をした。
今年の明豊高校野球部は、打撃のチームイメージがあるが、守備からリズムを作り打撃につなげるチームで投手力もある。今年からは走塁にも力を入れているので、走・攻・守のバランスが取れているという。
選抜大会の組み合わせ抽選会は3月8日、日程は18日から30日までの13日間。