別府市退職校長会の顕彰事業

表彰状を授与した
(前列左から2人目)河野三教会長、
授与された(前列右から2人目)加来遼真さん

 別府市退職校長会(河野三教会長)は令和5年度表彰状授与式を20日午後1時40分から、別府市立石垣小学校で挙行した。
 同会では、昭和55(1980)年から市内公立小・中学校の児童・生徒で、別府学を含む学芸、スポーツ、善行および児童・生徒会活動などで優秀な成績や顕著な活動のあった人や団体を顕彰している。
 同小6年生の加来遼真さん(12)は、令和5年度社会を明るくする作文コンクール大分県最優秀賞に輝き、今年1月13日に開催された「令和5年度第73回社会を明るくする運動文化事業」で表彰を受けている。
 授与式では、河野会長が「このたびは、社会を明るくする運動の作文コンクールへの入賞、おめでとうございます。祖父から話を聞き『犯罪がなぜ起きたのか』『犯罪を起こさないために』『罪を償った人たちが社会で元気で明るく生きていけるにはどうしたらいいのか』を話しています。あいさつの重要性を書いていました」と解説。
 勝河馨・同小学校長は「加来さんは、サッカーの主力選手であり、児童会のメンバーと文武両道で非常に忙しい中、作文が完成するまで3回、書き直しをしました。その作品が別府一、大分県一の賞、市退職校長会の顕彰状授与になったことは校長として嬉しい限りです」とあいさつ。
 河野会長が「その作文の中には再犯防止には地域の温かい関係づくりが大切なことや自らは挨拶に真剣に取り組む決意が述べられていました」と表彰状を読み上げて、加来さんに授与した。
 加来さんが「まさか自分が最優秀賞を受賞するとは思っていなかったので、驚きました。これからは自分が作文に書いたように、日ごろから気持ちのよいあいさつを心がけていこうと思います」と謝辞を述べた。
 記念撮影後、加来さんは「作文を書くにあたり、私の祖父に話を聞き、あいさつが大切だと気づかせてくれました。この賞に値するような人になって、当たり前のことをしっかりとできるようしていきたいです」と語った。