別府市美術館の円滑な運営および事業の充実を図ることを目的とした「別府市美術館運営委員会委嘱式」と「第1回別府市美術館運営協議会」が21日午後2時、同美術館1階研修室で開催された。
委嘱式では、各委員に委嘱場を手渡した寺岡悌二教育長は「美術館は昭和25年に中央公会堂の3階にオープンしました。その後、横の文化会館2階に移設されました。上人ケ浜の海浜ホテル、数年前にここに移りました。運営協議会を立ち上げられたことは、非常に素晴らしい運営と文化芸術の振興になると思います。先人が作ってくれました文化芸術が別府市の中で花を開くスタートと思います」とあいさつ。
続いて令和5年度第1回別府市美術館運営協議会が開催され、別府市美術協会長の荒金信治(大琳)さんが同協議会長に選出された。
協議会では、市美術館の沿革、概要が説明。運営の基本方針は▽美術品などの充実及び展示に創意工夫を凝らし、市民の知識、教養の向上、芸術文化意識の高揚に努める▽地域文化の創造をめざし、芸術文化活動の振興を図る―とし、重点目標は▽地域に密着した美術館として、広く市民への広報活動に努める▽施設設備及び環境の充実や展示方法の工夫を図り、魅力のある美術館とする―としている。
令和6年度の事業内容、所蔵作品、展覧会などの説明もあった。
協議会終了後、檜垣伸昭市美術館長の案内で出席者が館内を見て回った。
協議会委員は、次のとおり。
▽別府市美術協会=荒金信治(大琳)会長、檜垣正喜副会長▽学識経験者=友永尚子・元大分県立美術館学芸員、髙橋一成別府市社会教育委員・大分香りの博物館長▽学校関係者=新原克哉小学校長会長・朝日小学校長、佐藤裕一中学校長会長・中部中学校長▽文化芸術関係者=中村恭子BEPPUPROJECT代表理事、宮坂美穂別府市竹細工伝統産業会館長