別府市は、市役所西側の別府公園文化ゾーンに、新図書館の建設を進めているが、2月27日から29日にかけて、推定樹齢100年を超えるアカマツとクロマツを各1本ずつ、敷地内の別の場所に移植した。
昨年から、松の様子を見ながら養生をして準備を進めてきた。アカマツは幹回り約1・9㍍、高さ約14㍍。クロマツは幹回り2・7㍍、高さ約18㍍。事前に移植する場所に穴を堀ってから、特殊車両を使って、慎重に作業を進めた。
作業は、梶原松風園に委託。職人が松の状態を見ながら、ていねいに作業。特殊車両で木をすくい上げるが、大きな石などもあり、その都度作業は中断し、重機などで取り除く作業を繰り返した。
根っこごとすくい上げると、松を傷つけないように、重機と連携してゆっくりと穴の場所に運び、移植した。移動中も、慎重に状態を確認しながら、少しずつ進めた。27日はアカマツを移植。28日は午後1時からクロマツの移植を開始したが、午後5時半すぎに作業を終了し、29日に雨の中移植作業を続けた。