別府市議会の令和6年第1回定例会

令和6年度予算案についての
個人質疑が始まった

 別府市議会の予算決算特別委員会(吉冨英三郎委員長)は13日午前10時、令和6年度予算案に対する個人質疑を行った。2日間で11人が通告している。
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 美馬恭子氏(日本共産党)は、交通体系整備促進に要する経費について、JR東別府駅の管理について質問。
 佐藤浩司政策企画課参事が「駅の無人化に伴い、令和4年から、平日の午前6時半から同10時半に改札や清掃業務などを委託しているもので、継続していく予定」と答えた。
 美馬氏は、「駅の無人化で不安もあったが、今後も引き続きお願いしたい」と述べた。自治体ライドシェアにおける障がい者向けの移動手段や新湯治・ウェルネスツーリズム事業の人材育成など幅広く質問した。
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 小野佳子氏(公明党)は、高規格救急車購入費について概要を質問。
 後藤英明警防課長が「救急出動件数は、令和5年は8357件と過去最多。救急需要はこれからも増えることが見込まれる。1隊増に向けて計上した」と説明。併せて、1隊を運用するには、8人が必要で、人事担当と相談して採用を検討していることも説明。
 小野氏は「適時適切な利用を進める中で、増隊は市民にとって喜ばしいこと。人員確保に向けて、採用年齢を広げるなど考えてほしい。助かる命を守るため、一層の尽力を」と要望。南部振興などについても質問した。
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 日名子敦子氏(自民新政会)は、リゾート産後ケアについて、これまでの産後ケアとの違いを質問。
 和田健二健康推進課長が「宿泊施設で行い、観光客など市民以外を含めた事業」と説明。今後の事業者選定についても質問。和田課長は「一般競争入札やプロポーザルなどを考えている。市民も利用しやすいように宿泊費を補助する」と答えた。
 日名子氏は「利用者にアンケートをとって、よりよいものにしてほしい。契約は、経過が分かるものにしてほしい」と要望した。子育て支援、スポーツ推進などについても質問した。
 午後からは、重松康宏氏(公明党)、安部一郎氏(自民新政会)、森裕二氏(ビーワンべっぷ)が質問を行った。