令和元年第4回別府市議会定例会は20日午前10時、観光建設水道・厚生環境教育・総務企画消防の各委員会が議案に対する報告、討論、表決を行った。
▽観光建設水道委員会の市原隆生委員長は、別府市竹細工伝統産業会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について「現状の機能を維持しつつ、民間事業者のアイデアにより収益力を向上させ、新たなにぎわいを創出するため、管理を指定管理者に行わせることができるようにするための条例改正と説明があった。委員から、指定管理候補者選定までのスケジュールなどの質疑があり、当局が答弁。また、利用料金についても現在の料金を上限として、改定を行いたいとの説明があった」と報告。また、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正などについても報告した。
▽厚生環境教育委員会の阿部真一副委員長は、別府市一般会計補正予算の障害福祉課関係部分について「介護支援及び訓練的支援などを必要とする利用者数や事業者数の増加に伴い、自立支援給付費及び障害児通所給付費を計上。歳入では、その財源として国庫及び県支出金を補正計上している説明があった。委員から、通所支援利用者数の今後の見込みについて質疑があり、平成28年の法改正により早期発見を目的とした相談体制の整備が図られたことから、増加傾向は継続する見込みとの答弁があった」と報告。また、別府市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正などについても報告した。
▽総務企画消防委員会の手束貴裕委員長は、別府市役所分掌条例の一部改正について「市民ニーズや行政課題などに対応するため、必要な体制の整備を図るとこを目的とした組織改編を令和2年4月1日に予定しているため、条例を改正すると説明。委員から、機構改革で『防災局』を新設するねらいは何かとの質疑があり、当局から災害は今より小さくなることはないとの認識で、局を新設することにより常日頃から全塗油体制での準備が可能。市長、副市長指揮のもと、情報の意思伝達のスピード化が図られることがねらいとの答弁があった」と報告した。また、一般会計補正予算の職員課関係部分として職員給与などについても報告した。
報告後、3委員会が審査した議案は、賛成多数および全会一致で可決した。また、議員派遣についても可決した。阿南寿和副市長が、市長専決処分について報告した。