別府市仏教連合会らが「花まつり」

お釈迦様の誕生日を祝う
「花まつり」が行われた

 別府市仏教連合会と別府市仏教青年会は、お釈迦様の誕生日である8日午前10時、トキハ別府店前で「花まつり」を開催した。
 約25000年前の4月8日、ネパール国ルンビニの花園で、お釈迦さまは誕生。生まれるとすぐに7歩歩み、右手は天を、左手は地を指して「天上天下唯我独尊」と宣言されたと言われている。この時に、お釈迦さまの誕生を祝い、周囲の花々は咲き乱れ、空からは産湯代わりの甘露の雨が降り注ぎ、世界中が輝き喜びで溢れたという言い伝えがある。
 これになぞらえて、「花まつり」では、たくさんの花々でお寺やお堂を飾りつけ、お釈迦さまの像に甘露の雨を表現した「甘茶(あまちゃ)」をかける。
 別府市仏教連合会の副会長である田口学正本光寺住職が読経を行い、その後、訪れた人たちが次々にお釈迦様の像に甘茶をかけ、手を合わせた。
 お参りした人には甘茶が振る舞われ、その場で飲めるようにコップに入れたものと持ち帰り用を手渡し、花もプレゼントした。
 あいにくの雨模様だったが、多くの人が訪れてお釈迦様の誕生日を祝った。