ゆめタウン別府1階で12日から21日まで「べっぷ防災フェア」が開かれている。
平成28年4月に発生した熊本地震は最大震度7を記録、熊本・大分両県で多数の死傷者を出した。それを教訓にしたフェアで、自衛隊大分地方協力本部別府地域事務所(所長、渡部哲也2尉)が災害派遣の写真103点を展示。
防災備蓄品の販売も行われている。
災害派遣は地震や風水害のほか、コロナ患者空輸、不発弾処理も含まれている。買い物客が訪れて隊員の説明を聞きながら写真を見る姿がある。
防災備蓄品は雨ガッパ、ゴム長靴、保存食のカップ麺、ペットボトルの飲料水が並んでいる。
渡部所長は「宮崎で震度5の地震が起きたばかりで、災害はいつ発生するか分からない。食糧など最低3日分、できれば1週間分を備蓄してほしい。県内には別府、湯布院、玖珠の3駐屯地があり、災害が起きたときはすぐに出動するので安心してほしい」と話していた。