別府溝部学園高校の食物科2年生29人が17日午前11時半、高等学校総合体育大会に向けて「高校生食堂」としてエール飯を提供した。総合調理実習の授業の一環で、高校総体出場を目指す運動部の生徒を中心に提供をしている。
今回のメニューは、チキンカツカレー、かみかみサラダ、フルーツヨーグルト。
午後0時半、授業を終えた腹ペコのバスケットボール部、サッカー部、卓球部、陸上部のメンバーらが続々と部屋に入ってきた。食物科の生徒は、事前に打ち合わせをして、部活ごとに席に誘導し、配膳した。ご飯大盛りの生徒には、カレールーを別の容器に入れて提供するなど工夫。「いただきます」と言うと、あっという間にお腹の中に。おかわりをするなど、大好評だった。
調理を担当し、自身もサッカー部の松鶴晄昌さん(16)は「これを食べて、みんな試合に頑張って優勝をしてもらいたい。エール飯を食べて、一生懸命戦ってほしい」と話した。
料理を食べた卓球部の齊藤快さん(18)は「総体を前に、とても刺激になる。必ず、優勝します」と決意を新たにした様子だった。