八田與一容疑者逮捕に向け広報活動

別府署員が市民や観光客に
チラシやティッシュを配布した

 大分県警は警察庁が指定重要指名手配をしている八田與一容疑者の情報提供を求める広報活動を29日午前10時、JR別府駅東口で別府警察署員7人、別府市大学生死亡ひき逃げ事件の早期解決を願う会1人が行った。
 既存のチラシに先日公開された似顔絵4枚を加えた新しいチラシ250枚、ティッシュ500個を市民や観光客に「犯人検挙にご協力を」「似た人を見たら連絡を」などと言いながら手渡した。
 チラシを受け取った女性は「昨日も報道をしていたが、被害者の方は本当にかわいそう。早く捕まってほしい。(八田容疑者に対し)逃げていてもいつかは捕まる。罪を認めて償ってほしい。そして相手側に謝罪せな」と話した。
 谷原一心別府警察署交通課長は「捕まえるために捜査をしており、引き続き被害者のため、被害者家族・関係者のため、一生懸命捜査を続けていく。多くの人に知ってもらい、八田を見つけていただく。事件から2年が経つので、発生当初の人相から変わったり、逃走のために変えている可能性があるので、多くの人に似顔絵などを記憶してもらい、似た人が近くにいるときは110番通報、過去見たことがあるときは別府警察署(電話0977・21・2131)に情報提供をお願いします」と答えた。
 ティッシュは別府署・各交番にも置き、多くの人の目に止まるようにする。
 東京都3カ所、大阪府2カ所、福岡県内1カ所でも同日に行い、約40人がチラシとティッシュを配布した。