次期衆議院議員選挙に大分3区で立憲民主党から出馬を表明をしている、小林華弥子氏(56)=元由布市議、東京都=は1日正午、今日新聞社を訪れて思いを語った。
小林氏は、父親の仕事で赴任していたエチオピアで産まれ、幼少期は香港で過ごした。10歳の時に帰国して以来、日本で暮らした。会社員をしていた時、趣味で知り合った人の誘いで大分県を訪れて、湯布院でまちづくりの手伝いをするうちに移住。その後、本格的に行政計画や都市計画に携わりたいと思うようになり、コンサル会社に入社して活動をしていた。平成の大合併の時に、合併反対の立場から湯布院町議会選挙に出馬をし、初当選。1年10カ月後、合併による由布市議会議員選挙に出馬をして3期連続で当選した。由布市長選挙に出馬するも落選し、静岡県小山町で任期付き外部職員として働くなどした。
立憲民主党大分県連は、「小林さんほどの論客をそのままにしておくのはもったいない」と候補者として声をかけた。小林氏は「これまで議員、行政いろいろな立場で政治に関わる中で、バッヂをつけるだけが政治ではいと考えて、最初はお断りをしましたが、自民党政権のメチャクチャぶりとそれを許している現状に、何とかしなければと思い、出馬を決意しました」と話す。
「具体的な政策はこれから」としながらも、「一番に訴えたいことは、『まっとうな政治』の実現。国民目線の政治に戻さないといけないと考えています。国民の声が反映される状況にしないといけません。もう1つは、格差社会の是正。経済、雇用、教育、医療、ジェンダーなど色々な格差がある中で、地方と中央の格差は広がっています。地域の声を伝えていきたい」と語った。「趣味は文楽で、猫が大好きです」と笑顔を見せた。