日本音響学会(羽田陽一会長)の建築音響研究会による「しいきアルゲリッチハウス見学会」が6月28日午後3時30分、同ハウスで実施され、55人が参加した。公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団が協力。
日本音響協会の富来礼次さんが開会のあいさつをし、樽谷公平さんがミニコンサートを実施。樽谷さんは別府市出身。昨年9月にオーストリアで開催された第29回ヨハネス・ブラームス国際コンクールで第3位を受賞。第88回日本音楽コンクール第3位のほかさまざまなコンクールで入賞。現在は、江崎スカラシップ、ロームミュージックファンデーション奨学生としてチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に在学。
ベートーベンの「ピアノ・ソナタ第22番op・54」、ラフマニノフの「楽興の時op・16より第3、4、5、6番」を演奏し、来場者はピアノの音色を全身で感じた。
続いて、(株)永田音響設計顧問の福地智子さんが同ハウス建築時の設計や材質、音の反響などについて説明した。
講演終了後、参加者は同ハウスを見学した。