七福神波止場神社奉賛会(林道弘会長)と梅園通り会(山下守会長)は、波止場神社境内で9日午前10時に宵祭、10日午前10時から例祭の神事を執り行った。4年ぶりの開催で、別府市制100周年記念であり、別府港建設に尽力した松方正義氏の没後100年の年にあたる。
宵祭には、関係者約20人が出席して神事が執り行われた。林昌治さん(奉賛会長代理)、阿部万寿夫別府市副市長、岩屋毅衆議院議員、小野正明、安部一郎、日名子敦子、森裕二各市議、阿南亀義大分みらい信用金庫本店営業部長(理事長代理)が玉串を奉てんした。
神事終了後、当時の県令だった松方正義の子孫である松方峰雄さん(90)=東京都在住=が曾祖父である松方正義と別府の縁を振り返るメッセージが紹介された。阿部副市長は「歴史を感じる。次の100年につなげる機会にしてほしい」。岩屋衆議院議員も「昔の別府港のことを考えていました。子どもの頃、人をお見送りに行き、テープを持ったことを覚えています。別府の海の玄関口として多くの人が訪れ、それを見守っていたのが、この神社でとても大切な神社。多くの人にいわれを伝えてもらいたい」とあいさつした。
引き続き、梅園通りのパンフレットのお披露目会が行われた。山下会長が「梅園通りを中心に、波止場神社の松方正義、竹瓦温泉、梅園通りと『松竹梅』が揃い、鶴田ホテル、亀の井ホテルと『鶴と亀』があるめでたい場所。もっと国内外にアピールしようとパンフレットを作成しました。これからも、よろしくお願いします」とあいさつ。パンフレットは、A4版4㌻で、カラー。界隈の店舗紹介やパワースポットを紹介。裏表紙には、令和6年現在の地図と大正8年の地図を並べて掲載している。