オリックス不動産株式会社と立命館アジア太平洋大学(APU)、杉乃井ホテル&リゾート株式会社は、観光課題解決に向けた産学連携プログラムを今年も行うため、1日午後2時、大分市のホーバーターミナルおおいたでオリエンテーションを行った。学生ら約20人が参加。
3社は2021年に「友好交流に関する協定」を締結し、将来の観光産業を担う人材の育成と地域活性化を目的に学生がオリックスグループのもつ経営ノウハウなどを学びながら、地域の新しい観光資源を創出する実践学習プログラムとして3年目となる。
1年目と2年目は、ホテル内で学生がイベント企画から運営まで行う異文化体験イベントを開催した。今年は「ニュー・ツーリズム・ハブ」として、日本航空株式会社、大分第一ホーバードライブ株式会社、株式会社JTBがサポート企業として参加。第1弾のテーマとして、今年秋就行の大分空港と大分市を洋上で結ぶ超高速船「ホーバークラフト」を題材に船内で上映する映像の製作、実装を通して地域の新しい観光コンテンツを創出する。
この日は田島英治JTB大分支店観光開発プロデューサーが「大分・別府の観光課題」、小田典史大分第一ホーバードライブ代表取締役社長が「観光財産としての利用方法」と題してそれぞれ講義を行った。「ホーバークラフトの活用と観光課題」についてディスカッションをしたあと、ターミナル見学や実際にホーバークラフトを見学した。