別府市教育委員会は5日午後1時半、市公会堂で令和6年度教育講演会を行った。幼稚園や小・中学校の学校関係者、保護者らが参加した。
小野章史川崎医療福祉大学名誉教授が「からだと栄養~生活の中の栄養学~」をテーマに講演した。
小野名誉教授は、大分県竹田市出身。「人の体は、食べたもので出来ている。子どもの頃、家で食べることがないようなものが給食に出てきて、楽しみで思い出がいっぱいあり、私の教育の原点。子どもたちの糖尿病などは当時、小児成人病と呼ばれていましたが、次第に生活習慣病と呼ばれるようになった。私も5人の子どもを育てる中で、小、中学校で講演をさせてもらうようになり、現在の子どもたちの食生活について分かってきた」と話した。
「夏休みなどの長期休暇や土・日は、子どもたちが自分でご飯を食べられるようにした方が良いと思う。判断は個々人だが、正しい知識を知ることが大切。大人もそう。自分を守ることが子どもを守ることにつながる」として、食べ物が体の栄養になる仕組みなどについて話をした。