首藤正氏が旭日小綬章受章を報告

旭日小綬章を受章を報告し
市長と握手を交わした首藤氏(右)

 令和6年春の叙勲で旭日小綬章を受章した首藤正氏(89)が8日午後2時45分、長野恭紘別府市長を訪れた受章を報告した。
 首藤氏は、別府鶴見丘高校卒業後、民間企業に就職。昭和54年に初当選を果たし、11期連続当選で別府市の発展に尽力をしてきた。平成12年には副議長、14年には議長を務め、各常任委員会や特別委員会の委員長、別杵速見広域市町村圏事務組合議長など多くの役職を歴任した。この間、保護司活動の功労として法務大臣表彰や地域福祉活動功労として全国地域活動連絡協議会長表彰、全国市議会議長会永年勤続として40年表彰を受けるなど、様々な賞を受賞した。令和5年に行われた市議会議員選挙には出馬をせず、勇退をした。
 大分県からは真砂矩男元杵築市議ら5人が旭日小綬章を受章し、5月9日に伝達式が行われた。13日には皇居で天皇陛下に拝謁をした。首藤さんは奥さんと一緒に出席した。「当日は、家内を含めて10人ぐらいの車椅子の人がいたのですが、陛下は歩いてきて、お言葉をかけてくださいました。雨で皇居を歩くことはできず、残念でしたが、市制100周年の年に叙勲をいただくことが出来て、これまでの活動を認めてもらえたと思い、うれしかったです。50年近く市政に関わってきた中で、辞めるまでの10年間は、長野市長と議場で政策について議論をし、思い出に残るものでした。家族や家内には、とても迷惑をかけたと思っています。命ある限り、別府市に恩返しをしていきたい」と話した。
 長野市長は「おめでとうございます。これまでの活動の功績が認められたもの。別府市の発展に尽力いただきました。これからも、ご協力をお願いします」とお祝いの言葉を述べた。