別府市石垣東の「サンクレールいっとうえん」に入所している、小林恵美子さんが8日に100歳の誕生日を迎え、23日午後1時半、長野恭紘別府市長がお祝いに訪れた。
小林さんは奈良県生まれで、別府から満州に行き、終戦で別府に引き上げてきた。満州に行く前に結婚。戻ってからは、看護師として市内で60歳まで働いた。90歳過ぎまで、茶道の師範を務め、今でも弟子との交流がある。趣味で短歌をしたり、詩吟、太極拳と多趣味だった。長寿の秘訣は「自分のことは自分でする」。子ども2人、孫5人、ひ孫8人に恵まれた。
長男の宣昭さん(79)夫婦や入所者が一緒にお祝い。長野市長は、感謝状とお祝い金などを手渡して「こんなに皆さんに喜んでもらえて、うれしいですね。別府市も100歳の誕生日で、小林さんと同級生です。これからも、ますますお元気でお過ごし下さい」とあいさつした。
小林さんは「私のために、市長をはじめ皆さんにお祝いいただき、ありがとうございます。一生忘れません」とお礼を述べた。
市内の100歳以上は、小林さんを含め114人(女性102人、男性12人)となった。