台風10号「非常に強い」

 大分地方気象台は27日午後4時45分、令和6年台風10号に関する大分県気象情報を発表した。
 非常に強い台風10号は、同日午後3時に奄美市の東にあって、ゆっくりした速さで北西へ進んでいる。今後、台風は発達しながら北上し、予報円の中心付近を進むと、30日ごろに大分県に最も接近する見込み。このため大分県では、29日から30日ごろにかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、うねりを伴う大しけとなるおそれがある。また、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となるおそれがある。台風の動きが遅いため、大分県では長い時間にわたって、非常に強い風、大しけ、大雨が続くおそれがある。台風の進路や、満潮と重なるなど接近する時間帯次第では、警報級の高潮となるおそれもある。風、波、雨の予報は、次のとおり。
 【最大風速(最大瞬間風速)】▽28日=中部海上13㍍(25㍍)、北部海上14㍍(25㍍)、南部海上17㍍(30㍍)、陸上13㍍(25㍍)▽29日=中部・北部・南部海上25㍍(35㍍)、陸上20㍍(35㍍)
 【波】▽28日=中部沿岸4㍍、北部沿岸2㍍、南部沿岸5㍍(いずれもうねりを伴う)▽29日=中部6㍍、北部4㍍、南部8㍍(いずれもうねりを伴う)
 【24時間雨量】▽27日午後6時から28日午後6時=中部・西部80㍉、北部60㍉、南部100㍉▽28日午後6時から29日午後6時=中部・西部200㍉、北部150㍉、南部300㍉▽29日午後6時から30日午後6時=中部・北部・西部200㍉、南部300㍉