大分香りの博物館(髙橋一成館長)の第13回香りの企画展祈念イベント「香りの文化講座『進撃の巨人フレグランスに秘められた香りの世界』」を8月25日午後1時、別府大学メディア教育・研究センター4階メディアホールで開催し、約100人が参加した。
講師は、加藤絢子(株)まさめや代表取締役、廣瀨孝博調香師兼同館調香アドバイザーの2人が務めた。司会は、大津留聡・同館課長兼学芸員。
髙橋館長のあいさつ後、講座が始まり、加藤代表取締役が「キャラクターの香水は、30分で香りが変化するように考えており、成長や内面の変化を表現しています。そして、日常生活の中に好きなキャラクターがいて、何かあれば背中を押してもらえるようなものを作っています。また、箱にキャラクターが描かれていないのは、飾らずに使ってほしいからです」と話した。
「香りの作り方ですが、複数の調香デザイナーが原作やアニメを読み込んで、いろんな気持ちを出して作っています。一嗅ぎで、このキャラクターと分かるように妥協はしません」と説明。
続いて、実際にキャラクター3人の香水を嗅ぎながら、一つひとつの香水の説明を行った。その際、廣瀬調香師がポイントとなる香りを説明。
質疑応答では、講師2人が参加者の疑問に答えた。
イベント終了後、企画展期間中に利用できる同館入館料半額割引チケットがプレゼントされた。